M邸|古民家再生

housedesign works 019
M邸|古民家再生 リノベーション デザイン|大阪
障子をガラスに変えそのガラスに狩野永徳の「松鷹図屏風」をプリントする。
Beforeコメント:
鉄の民家(木村博昭氏設計)に住まわれる松元千絵さんからの依頼。
大正14年に上棟された古民家に、9mmのスチールで寝室とサニタリーを増築した有名な住宅。
障子を硝子に変えて、その硝子にこの家を象徴する図案をプリントしましょうと提案して、
その半年後に決まったのは狩野永徳の「松鷹図屏風」。
Afterコメント:
鉄の民家の所在地である町名の”井高野(いたかの)”は吹田市と摂津市の境に割り込む形で、神崎川と安威川に挟まれた地にあります。
井高野(いたかの)と表記される様になったのは近年(昭和26年)になってからで、
寛永年間、この土地は居鷹村(いたかむら)と記されてありました。
“鷹の居るところ”
90年近くそこにあった建具を取り外し10mmのフィックスガラスをいれ「松鷹図屏風」を転写。
その襖絵から漏れる光は、日本家屋の持つ神秘性を保ちながら硝子というグラマラスな要素が鉄の民家に、新たな表情を加える。












