DIYRSCHOOL
arearenovation works 002
DIYRSCHOOL|スクールディレクション|大阪
before:
大阪府住宅供給公社からの依頼。
泉北ニュータウンの公社茶山台団地は築40以上が経過し、若年層を中心とする入居者数の減少など、多くの問題が顕在化しています。
これは全国の旧い団地が抱える問題点と同じ。
世帯数も減少に転じた現在、空き屋は加速度的に増えていくはずです。ただ、リノベーションするだけで問題が解決するのか?
そこで私たちが提案させていただいたのは、講義形式のワークショップで団地をフルスケルトンリノベーションする日本初のプロジェクト「DIYⓇSCHOOL」。
after:
公社茶山台団地・45㎡3DKの5住戸を題材として、リノベーションの全ステップを実際に体験できるワークショップを平成26年10月~27年の3月まで毎週土曜日に開催しました。
講義は全14メニュー。解体から材料の荷揚げ、仕上げの塗装やフローリング工事等を全21回で体験していただきます。参加者は20代から60代の男女合わせて延べ500名。
-お金を払って作業するのか?-
通常ワークショップは小額の費用で2~3時間作業し、出来上がった成果物を持って帰ることができます。
しかしDIYⓇSCHOOLでは、普通なら職人さんがお金をもらってする作業を、参加者自らが有料で作業するシステム。
果たして生徒は集まるのか?そんな心配は杞憂に終わり、募集と同時にキャンセル待ち状態になりました。
-電気マルノコは素人にな使えない-
「電気マルノコは素人にな使えない」という意見もありました。
しかし、電気マルノコを使わずにリノベーションすることはできません。包丁を使わずに料理をするのと同じです。
ホームセンターには電気マルノコが売っていますが、使い方を教えてくれるところはありません。
自分らしい家を自分の手で作りたい人は、電動工具をマスターする必要がありまます。
DIYⓇSCHOOLは将来、DIYを基礎から学べる学校にしたいと考えています。
リノベーションの仕事がなくなる-
「DIYが普及すればリノベーションの仕事がなくなる」と同業者から言われました。
それは料理教室が出来たら、レストランの売り上げが下がると言っているのと同じです。
今回、DIYⓇSCHOOLはDIYでもここまで出来ることを証明した。プロはプロでなければ作れないものを作るしかない。
-家族となる- そもそも、ワークショップでフルスケルトンのリノベーションを完成させるとこが可能なのか?私たちも不安でいっぱいでした。 怪我は? 苦情は? 仕上がりは? そして生徒の満足度は?
小さな怪我はありました。階下の住人から苦情もありました。仕上がりも多少悪いところもありました。生徒から厳しい指摘も受けました。
でも完成したんです。すごくたくさんの汗と笑いと共に。
卒業式では泣きました。こんなに感動したのはいつ以来だろうというほどに。
最初から最後まで通しで来てくれた20数人はまるで家族のよう。
「今度うちの家をリノベするから手伝いにきて」そんな声も聞こえました。
団地の再生、街の再生、日本の再生、それを可能にするのは「いっしょに作る」ということではないでしょうか?
DIYⓇSCHOOL、またやるぜ!













